NetWare 4.11 から Active Directory そして Windows Server 2025 へ・・・

MCSE

現役を引退して、早2年・・・

私が最初に出会った ディレクトリサービス は Microsoft Active Directory ではなかった。
原点は ” Novell NetWare 4.11 ”
そこで採用されていた NDS(Novell Directory Services) である。

NetWare 4.11 と NDS という衝撃

NetWare 3.x までのフラットなユーザー管理から、ツリー構造を持つディレクトリサービス へと進化した NetWare 4.x は、当時としては非常に先進的だった。

・オブジェクト指向のディレクトリ設計
・ユーザー、サーバー、プリンタを一元管理
・ネットワーク全体を ” 構造 ” として捉える考え方

NDS に触れたことで、「認証や管理は、単なるユーザー一覧ではなく “ ディレクトリ ” として設計するものだ」という概念を強く意識するようになった。
この経験が、後の Active Directory を理解する上で大きな下地になっていたのは間違いない。

Active Directory との出会い Windows 2000 Server

その後、Windows 2000 Server の登場とともに Microsoft は Active Directory(AD) を世に送り出した。
LDAP をベースにしたディレクトリサービス、マルチマスター構成、グループポリシーによる集中管理。

すこしばかり NDS を勉強してきた立場から見ると、「ついに Microsoft も本格的なディレクトリサービスを出してきた」 という印象だった。
それ以降、現役の 23年間、私は Active Directory ドメインの構築や移行案件に数多く関わってきた。

最も神経を使った仕事  ~ ドメイン移行 ~

AD 関連の業務の中で、特に緊張感が高かったのが サーバーリプレースに伴うドメイン移行だ。

多くの案件では
・ハードウェアを新しくする
・OS は上位バージョンへ
・ドメインは止められない
 という条件が付く。

つまり、ドメインを運用しながらの移行が前提となる。

ここで障害が起きると
・認証エラーでログオンできない
・名前解決に失敗し業務システムが動かない
・ユーザー全体に影響が及ぶ

最悪の場合、ドメインの新規構築を選ばざるを得ないケースもある。

そうなれば
・全クライアントの再参加
・各種設定や権限の再構築
・業務停止リスクの増大

・・・と、管理者にとってもユーザーにとっても極めてリスキーな作業 になる。だからこそ、AD の移行案件は常に「失敗できない仕事」だった。

Windows Server 2025 と AD の構造改革

そんな Active Directory に Windows Server 2025 で大きな変化が入ったという。

・新しい ログデータベースの導入
・AD スキーマの拡張
・長年の課題だった 8KB ページ制約の撤廃(32KB化)

この変更は、「AD 史上最大の構造改革」と表現されることもある。

中小規模ドメインの現場感覚として

ただ、長年、中小規模のドメインを扱ってきた立場からすると、
この 32KB化の恩恵を強く実感できる場面は多くないというのが正直な感想だ。

属性が極端に肥大化するケースは稀で設計と運用で従来の制約は回避できていた。現場で最も重視されるのは「新機能」より「安定性」だと思う。

大規模環境やクラウド連携、膨大な ID情報を扱う世界では意味のある進化だとしても、中小規模のドメインでは「静かな進化」に留まるように感じている。

ディレクトリサービスは、今も基盤技術であり続ける

NetWare 4.11 の NDS から始まり Active Directory そして Windows Server 2025 へ。
ディレクトリサービスは形を変えながらも、認証と管理の中核技術 として生き続けている。
多くの移行案件と、胃が痛くなるような夜を経験してきたが、それだけ 現場に深く根付いた技術だったとも言える。

これから AD がどこへ向かうのか。クラウド時代における役割の変化も含めて、静かに見守っていきたい。

今日の Windows の ” 検索ハイライト ” は ” サミュエル・モールス “

Samuel Finley Breese Morse
今日の Windows の ” 検索ハイライト ” は ” サミュエル・モールス ” だ。
本日 4月27日は、アメリカのモールス電信機を発明したモールスの生誕日のようだ。

※マイクロソフトが提供している ” 検索ハイライト(Search Highlights) ” と呼ばれる機能は、その日の注目ニュースや記念日、イベント情報がアイコンやイラストが表示される。

Windows11 24H2 更新で WSJT-X 不調 その 2 完了


DELL Vostro 3020 に Windows11 2024 更新プログラム(24H2)をインストール後 WSJT-X の Line 入力レベルが極端に低くなり、コントロールできない障害は ” No Sound after Updating Audio Driver on Windows 11 (Version 24H2) ”  として DELL から情報公開されていた。

情報では以下のオーディオドライバを使用している場合でドライバが 2023年 11月以降初めて更新される場合にのみ障害が発生するという。

1. Cirrus High Definition Audio Driver ※このドライバを使用
2. Realtek Audio Driver

<処置>
対象ドライバのアンインストールと再インストール

<備考>
DELL サポート Web サイトのドライバ互換表によると ” Cirrus Logic 10.0.7.56 以降 ” となっているが、ダウンロードサイトで自動検出されるドライバはインストールされているバージョン(6.6001.4.18)のみ。
とりあえず、同じバージョンを再インストールして障害が解消されることを確認した。更新後、マイク入力を調整。(18 > 9)

再び悪夢が・・・ Windows11 24H2 更新で WSJT-X 不調

Windows11 24H2

Windows11 2024 更新プログラム(24H2) がリリースされて 2ヶ月。
そろそろセットアップ・・・
少なからず、アップデート後の不具合が発生するリスクある。
あまり事前調査もせず Windows Update を実施した。
更新処理は、プログラムのダウンロードを含めて約 40分ほどで終了した。

嫌な予感は的中してしまった・・・
WSJT-X を起動してみるが・・・ Line 入力レベルが低すぎて復調できない。マイクボリュームを最大にしてもデコードできるレベルには程遠い。この症状は、今年 1月に発生した DELL Vostro 3020の障害に近い。

さしあたり、デバイスやオーディオ関連設定を確認するが原因がみつからない。
マイクロソフトの技術情報やコラムを参照すると 24H2 適用後の不具合が山のように出るわ出るわ・・・
そのなかで ” オーディオ向上ソフトウェアに関連する互換性問題 ” の記事が・・・

早々に修復作業は諦めて、システムの回復([設定] > [システム] > [回復] > [以前のビルドに戻す])を行なった。
15分くらいで、更新前の環境に戻り、WSJT-X は無事に復旧した。

24H2 更新検討は慎重に・・・

Microsoft Office Personal 2021 デジタルライセンス版の再セットアップ

Vostro 3020
突然の WSJT-X の不調・・・ OS のリカバリで解決したものの・・・
Microsoft Office Personal 2021 (プレインストール:日本語/デジタルライセンス版)がインストールされていないことに気づく。
納品時のバックアップイメージからリカバリしたのだから、 当然 Office 製品も含めてリカバリされているはずなのに・・・

インストール手順をネットで調べてみると Office ソフトウェアは Microsoft Store からインストールするとの記述あり。
早速 Microsoft Store にサインインし、ライブラリから対象のソフトウェアを検索するがリストに上がってこない・・・
先に進めないので ” DELLサポート ” でチャットサポートを受けた。

デジタルライセンス(認証)版はマザーボードとの整合性によって自動的にライセンス認証が完了する仕組みで、マイクロソフトアカウントで管理されていないという。
したがって、マイクロソフトアカウントと連携されていないので Microsoft Store にサインインした状態で検索すると、インストールしたい対象ソフトウェアが表示されない。(これは正常な動作)
Microsoft Store からサインアウトして、ライブラリから対象のソフトウェアを検索する必要があるとのこと・・・
一度サインアウトしてからライブラリを再確認すると、今までリストされていなかった ” Microsoft Office Personal 2021 ” が表示されるようになった。
DELLさんの言う通りで、ちょっとした感動を味わった。
その後、無事セットアップが終了した。

マイクロソフトのライセンス認証方式は年々進化してきたが、ライセンス管理の複雑さに課題が残る。
ライセンス提供側(PCメーカー含む)はユーザーの混乱を認識し、正確な情報提供やサポートに期待する。
Windows XP や Windows 7の時代が懐かしい。

◆プロダクトキー認証
Office 2021 をカード版で購入した場合やインターネット上でライセンスを購入した場合の認証方法
ソフトウェアを初回起動した際にマイクロソフトアカウントへの紐づけとプロダクトキーの入力が必須

◆デジタル認証
プリインストール版の Office 2021 で採用されている認証方法でプロダクトキーを入力する必要はない。
PC のマザーボードにライセンス情報が保存されており、その情報を基にライセンスの認証が行われる。