300B 真空管アンプのドレスアップ フロントパネルの制作

ドレスアップ第二弾は、フロントパネルの制作だ。パネルは 6mm と高級感を演出する厚みとした。

シャーシ天板はフロント側へ 10mm の折り曲げがあるため、フロントパネル側の溝加工が必要だ。軟らかいアルミ素材とはいえ、6mm のパネル厚も加わり、加工の難易度が上がる。
したがって、加工全般は ” ココナラ ” で見つけた金属加工業者に外注依頼した。

ココナラは、いろんなジャンルの技術スキルや経験をサービスとして仲介する Web サイトだ。自分の足らないスキルをサービスとして利用することで、いろいろな可能性が見えてくる。

Front Panel
溝、孔あけ加工が完了したフロントパネル
※溝については、綺麗に加工されていたが、ボリューム孔はドリル刃の切れ味が悪いのか、バリが結構あった。
Front Panel
スポンジ研磨材によるへアライン処理
※研磨材:スコッチブライト 7448(#800 番相当)がベスト
Front Panel
シャーシ本体に両面テープで取り付け
Front Panel
ボリューム・入力ノブもシャーシデザインに合わせて変更
Front Panel
パワースイッチをトグルタイプからプッシュタイプに変更

300B 真空管アンプのドレスアップ

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先月完成した真空管アンプのトランスカバーの塗装を行ってドレスアップした。
使用したのは、染め Q テクノロジィで販売している ” サビたまんまで塗れるカラ~ ” だ。
現在は生産を終了しているようだが、アマゾンで在庫品(カラー:ブロンズ)を購入することができた。
このカラースプレーの特徴は、金属板をハンマーで叩いたようなデコボコ模様(ハンマートーン調)を再現できる塗料で、真空管アンプビルダー御用達の製品だ。
※今回購入したブロンズ色はシルバーに近い発色だが、純シルバー色よりもシックな印象だ・・・こちらがお勧め。

<作業準備>
1. 素材表面を紙やすりで研磨する
2. 素材表面を無水アルコールで脱脂する

<本塗装>
1. 塗装前にスプレー缶を良く振る
2. 素材表面から 20cm 程度離して水平に塗装(1回塗り)をする
3. 30分 ~ 1時間経過後 2回目の塗装を行う
4. 乾燥 (90分で指触乾燥 48時間で完全乾燥)
※塗装作業時間: 1時間(2回塗り)

<注意点>
・ 一度に厚くスプレーすると塗料が垂れるので要注意
・ 各面を順番に塗る(トップ → サイドの順番で各面を続けて塗る)

塗装作業の難易度としてはそれほど高くないと感じた。多少の塗装ムラは発生するが、気にするほどではない。高級感あふれるハンマートーン調の塗装が完了した。加えて、ボトム部分には、アルミテープを巻いてアクセントをつけてみた。

300B アンプのリビルドを計画 その12 ついに完成

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小キズ隠しのため ” JBL” シールを貼ってみた
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既存機の回路パターン解析から始めた真空管アンプの再構築。
最後まで残っていた B 電源の配線が終了して、ついに作業が完了した。アンプ制作にかけた約 2ヶ月間は、集中しすぎて時間が過ぎていくのが早く感じるほどだった。

全体の配線やハンダ付けを再確認して、真空管 6本をソケットに差し込む・・・
電源を入れると徐々にフィラメントがオレンジ色に発光し始める。
しばらくして、パイロットランプは ” 赤 ” から ” 緑 ” に変わった。B 電源の遅延回路も正常動作。

<電源電圧>
・A 電源 300B ヒーター用 5.6V
・B 電源 プレート電圧供給用 427V
・C 電源 バイアス電圧用 -91.7V

最初に、入力が無い状態でボリュームをゆっくり最大にしてみる・・・・ハム音や気になるノイズは発生していないようだ。
次に音源に CD (For Jazz Vocal Fans Only Vol.3) を選択。ボリュームを少しずつ回してゆく・・・伸びのある透明感あふれるボーカルが聞こえ始めた・・・再び感動を味わう。

※配線材料は、すべて撚銅線を使用する計画だったが、空中配線においては、撚銅線よりも単銅線を使用したほうが綺麗に配線できるので、途中で変更した。

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バイアス電圧を調整(測定ポイントで 0.8V に調整)

<再使用した部品>
・300B 用ソケット
・電源トランス
・チョークトランス
・出力トランス
・スピーカー端子
・AC インレット
・パイロットランプ
・ボリューム
・300B 真空管 x 2
・12AT7 真空管 x 2
・12AX7 真空管 x 2
・抵抗(150KΩ 2W x 4)
・抵抗(10Ω 5W x 2)
・半固定抵抗(25KΩ x 2)
・電解コンデンサ(330μF 400V x 4)
・電解コンデンサ(100μF 250V x 2)
・電解コンデンサ(6800μF 16V x 2)
・トランジスタ(2N5551)
・スイッチングダイオード(1N4148)
・整流ダイオード(IN5408 x 8)

300B アンプのリビルドを計画 その11 制作も佳境

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チューブラタイプ(アキシャルタイプ)の電解コンデンサが用意できなかったので、ラジアルタイプを使用
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アンプ制作もいよいよ佳境を迎える。おおむね、全体の 90% ほど完了だ。
ヒーター系の配線、入力系の配線が終わり、真空管周りの抵抗やコンデンサ等の小物パーツを取り付ける。真空管周りのパーツは新規に購入したものだ。
B 電源および C 電源配線に使用する絶縁電線は通販ショップに注文中で、商品の到待ちだ。

300B アンプのリビルドを計画 その10 AC/DC 系の配線

本日からは、本格的な配線作業だ。
制作に時間はかかっているが、ここまでの作業は順調だ。
最初にトランスからの AC 配線を行い、次にアース配線(母線空中配線)を行った。
整流回路の正常性を確認するために電源を入れててみる。初めての火入れだ。
幾度も、配線図を確認しているので誤りはないはずだが、少しばかり緊張する。はたして・・・

電源ランプが点灯(赤)・・・しばらくして緑に変わった・・・問題ない。正常だ。
引き続き DC 出力測定を行ってみた。
・A 電源 300B ヒーター用 7.54V
・A 電源 12AX7/12AT7 ヒーター用(AC) 未計測
・B 電源 プレート電圧供給用 489V
・C 電源 バイアス電圧用 -113.8V

無負荷状態で測定したので、出力電圧は少々高めだが、問題ないと思っている。

※本機は IC とリレーを使用して B 電源の遅延回路を形成しているので、電源投入後 15秒後にプレート電圧が印加される仕組みになっている。

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B 電源 プレート供給電圧測定