300B アンプのリビルドを計画 その12 ついに完成

complete004
小キズ隠しのため ” JBL” シールを貼ってみた
complete005
既存機の回路パターン解析から始めた真空管アンプの再構築。
最後まで残っていた B 電源の配線が終了して、ついに作業が完了した。アンプ制作にかけた約 2ヶ月間は、集中しすぎて時間が過ぎていくのが早く感じるほどだった。

全体の配線やハンダ付けを再確認して、真空管 6本をソケットに差し込む・・・
電源を入れると徐々にフィラメントがオレンジ色に発光し始める。
しばらくして、パイロットランプは ” 赤 ” から ” 緑 ” に変わった。B 電源の遅延回路も正常動作。

<電源電圧>
・A 電源 300B ヒーター用 5.6V
・B 電源 プレート電圧供給用 427V
・C 電源 バイアス電圧用 -91.7V

最初に、入力が無い状態でボリュームをゆっくり最大にしてみる・・・・ハム音や気になるノイズは発生していないようだ。
次に音源に CD (For Jazz Vocal Fans Only Vol.3) を選択。ボリュームを少しずつ回してゆく・・・伸びのある透明感あふれるボーカルが聞こえ始めた・・・再び感動を味わう。

※配線材料は、すべて撚銅線を使用する計画だったが、空中配線においては、撚銅線よりも単銅線を使用したほうが綺麗に配線できるので、途中で変更した。

complete000complete007
complete000
バイアス電圧を調整(測定ポイントで 0.8V に調整)

<再使用した部品>
・300B 用ソケット
・電源トランス
・チョークトランス
・出力トランス
・スピーカー端子
・AC インレット
・パイロットランプ
・ボリューム
・300B 真空管 x 2
・12AT7 真空管 x 2
・12AX7 真空管 x 2
・抵抗(150KΩ 2W x 4)
・抵抗(10Ω 5W x 2)
・半固定抵抗(25KΩ x 2)
・電解コンデンサ(330μF 400V x 4)
・電解コンデンサ(100μF 250V x 2)
・電解コンデンサ(6800μF 16V x 2)
・トランジスタ(2N5551)
・スイッチングダイオード(1N4148)
・整流ダイオード(IN5408 x 8)

300B アンプのリビルドを計画 その11 制作も佳境

Last000
Last001
チューブラタイプ(アキシャルタイプ)の電解コンデンサが用意できなかったので、ラジアルタイプを使用
Last002

アンプ制作もいよいよ佳境を迎える。おおむね、全体の 90% ほど完了だ。
ヒーター系の配線、入力系の配線が終わり、真空管周りの抵抗やコンデンサ等の小物パーツを取り付ける。真空管周りのパーツは新規に購入したものだ。
B 電源および C 電源配線に使用する絶縁電線は通販ショップに注文中で、商品の到待ちだ。

300B アンプのリビルドを計画 その10 AC/DC 系の配線

本日からは、本格的な配線作業だ。
制作に時間はかかっているが、ここまでの作業は順調だ。
最初にトランスからの AC 配線を行い、次にアース配線(母線空中配線)を行った。
整流回路の正常性を確認するために電源を入れててみる。初めての火入れだ。
幾度も、配線図を確認しているので誤りはないはずだが、少しばかり緊張する。はたして・・・

電源ランプが点灯(赤)・・・しばらくして緑に変わった・・・問題ない。正常だ。
引き続き DC 出力測定を行ってみた。
・A 電源 300B ヒーター用 7.54V
・A 電源 12AX7/12AT7 ヒーター用(AC) 未計測
・B 電源 プレート電圧供給用 489V
・C 電源 バイアス電圧用 -113.8V

無負荷状態で測定したので、出力電圧は少々高めだが、問題ないと思っている。

※本機は IC とリレーを使用して B 電源の遅延回路を形成しているので、電源投入後 15秒後にプレート電圧が印加される仕組みになっている。

First Power01First Power02
First Power03
B 電源 プレート供給電圧測定

300B アンプのリビルドを計画 その8 シャーシ加工本番

最大の難関・・・シャーシの孔あけ加工だ。
天板のアルミパネルは、シャンパンゴールドメッキが施されているので、作業時の小キズが残ったとしても安易に表面研磨できない。失敗しないように細心の注意を払って作業を進めるが、ドリルが先が踊って刃を破損。はずみで、表面に小さなキズが・・・大事には至らなかったが・・・心残りだ。

加工精度を高めるため、最初の孔あけは 1mm径ドリル刃で行ない 2 ~ 3段階で最終孔径に広げていく方法をとった。
RCA入力端子とスピーカー出力端子は横一列に並ぶので、孔位置が少しでもズレるとビジュアル的によろしくない。
この部分は特に神経を使った。
ボール盤があればもっと効率的にできるのに・・・

当初、真空管ソケットの取付は皿ビスを使用するつもりだったが、アルミ板への皿ザグリ加工は想定以上に難しかった。したがって、皿ビスから低頭ビスに変更しようと思う。
加工した孔は実に 113個で、作業は丸 2日かかった。

※真空管ソケットの中間プレートは天板との位置決めの難しさから、使用しないことにした。

穴あけ加工本番001
孔あけに利用した方眼紙とトレーシングペーパー
穴あけ加工本番002
加工時のキズ防止対策として、テープでマスキング処理
穴あけ加工本番003
フレームリア側の孔あけ作業
穴あけ加工本番004
加工が終わったシャーシ