派手さはいらない・・・オーディオセレクタの制作 その1

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300B 真空管アンプをリビルドしてから 10ヶ月が経過した。
現在のシステム構成は Accuphase のプリメインアンプと 300B 真空管アンプを、それぞれ別系統のスピーカーに接続し、気分に応じて使い分けている。しかし、アンプとスピーカーの組み合わせを自由に試すには、簡単に切り替えられる仕組みが欲しいところだ。
そこで、スピーカー/アンプ切替器を自作することにした。

機構的にはシャーシ加工が中心となるが、回路構成自体は単純で、電気工作的な難易度は低い。
部品選定から加工、配線までを順に記録したい。

用意した部品
・ロータリースイッチ: アルプス SRN134 @367 x 2 門田無線電機(後日仕様変更)
・ケース: タカチ電機工業 YM40-6-25 @3,870 Yahooオークション
・スイッチノブ: アルミ削り出し 32mm / 5mm  @1,162 Yahoo Shopping
・バナナプラグ: バナナプラグセット 24k 金メッキ(8本) @1,000 x 2 Yahooオークション
・SP端子: バナナプラグ 対応 SP 端子(16本) @2,098 Yahooオークション
・インシュレーター: 手持ち(SRDSL-20HGの付属品)
・配線材: 手持ちスピーカーケーブル 16ゲージ
・アース配線材: 銅製棒 Φ3 @494 ホームセンタ(使用中止)

衝動買いしてしまったファンクションジェネレータ

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ついファンクションジェネレータ(以下FG)を衝動買いしてしまった。
動作保証なしではあったものの未使用品という条件で、しかもかなりの格安。こういう物を見ると、つい「まあ何とかなるだろう」と手が伸びてしまう。

実は手持ちのマルチメータに FG機能が搭載されているため、測定用途としては特に困っていなかった。それでも、単体の FG が手元にあると何かと便利そう、という理由(言い訳)で購入を決断してしまった。

今回入手した FG は、周波数設定がデジタル表示ではないタイプ。
まずレンジボタンで周波数帯を選び、その後にダイアル(ボリューム)を回して周波数を調整する、いわゆるアナログ感のある操作方式だ。最近のデジタル機器に慣れていると少し不便だが、これはこれで味がある。

さっそく機能テストを実施。
測定にはマルチメータに搭載されているオシロ機能を使用し FG から出力される信号を確認した。結果は問題なし。指定した周波数と波形がきちんと出力されていることを確認できた。

動作保証なしの購入だったが、現時点では特に問題もなく一安心。
今後、実験や調整作業でどの程度出番があるのか分からないが、こうした測定器が手元に増えていくのも、電子工作好きの宿命なのかもしれない。

タジキスタン EY7AD コンファーム

タジキスタンEY7AD局

9月8日、タジキスタンの EY7AD 局宛てに国際書留郵便を発送した。
QSL カードを海外へ送るたびに多少の不安はつきものだが、今回は少し事情が違っていた。
追跡情報によると 9月16日には税関検査のため、タジキスタンの隣国カザフスタン Almaty(アルマトイ)までは到着していることが確認できた。しかし、それ以降、郵便物の所在は不明。更新されない追跡画面を何度か眺めたあと、「今回も厳しいかな」と・・・半ばあきらめモードに入っていた。
それから1ヶ月経った今日。思いがけず EY7AD 局から返信 が届いた。
正直、少し驚いた。

遠い中央アジアの地を旅していた一通の郵便が、ちゃんと相手に届き、そして戻ってきた。その事実だけで、無線という趣味の奥深さと、人と人との細いけれど確かなつながりを改めて感じさせられる。
半ば忘れかけていた分だけ喜びはひとしおだ。
これはもう、思いがけないクリスマスプレゼントと言っていいだろう。
また一つ、記憶に残る交信が増えた。

NetWare 4.11 から Active Directory そして Windows Server 2025 へ・・・

MCSE

現役を引退して、早2年・・・

私が最初に出会った ディレクトリサービス は Microsoft Active Directory ではなかった。
原点は ” Novell NetWare 4.11 ”
そこで採用されていた NDS(Novell Directory Services) である。

NetWare 4.11 と NDS という衝撃

NetWare 3.x までのフラットなユーザー管理から、ツリー構造を持つディレクトリサービス へと進化した NetWare 4.x は、当時としては非常に先進的だった。

・オブジェクト指向のディレクトリ設計
・ユーザー、サーバー、プリンタを一元管理
・ネットワーク全体を ” 構造 ” として捉える考え方

NDS に触れたことで、「認証や管理は、単なるユーザー一覧ではなく “ ディレクトリ ” として設計するものだ」という概念を強く意識するようになった。
この経験が、後の Active Directory を理解する上で大きな下地になっていたのは間違いない。

Active Directory との出会い Windows 2000 Server

その後、Windows 2000 Server の登場とともに Microsoft は Active Directory(AD) を世に送り出した。
LDAP をベースにしたディレクトリサービス、マルチマスター構成、グループポリシーによる集中管理。

すこしばかり NDS を勉強してきた立場から見ると、「ついに Microsoft も本格的なディレクトリサービスを出してきた」 という印象だった。
それ以降、現役の 23年間、私は Active Directory ドメインの構築や移行案件に数多く関わってきた。

最も神経を使った仕事  ~ ドメイン移行 ~

AD 関連の業務の中で、特に緊張感が高かったのが サーバーリプレースに伴うドメイン移行だ。

多くの案件では
・ハードウェアを新しくする
・OS は上位バージョンへ
・ドメインは止められない
 という条件が付く。

つまり、ドメインを運用しながらの移行が前提となる。

ここで障害が起きると
・認証エラーでログオンできない
・名前解決に失敗し業務システムが動かない
・ユーザー全体に影響が及ぶ

最悪の場合、ドメインの新規構築を選ばざるを得ないケースもある。

そうなれば
・全クライアントの再参加
・各種設定や権限の再構築
・業務停止リスクの増大

・・・と、管理者にとってもユーザーにとっても極めてリスキーな作業 になる。だからこそ、AD の移行案件は常に「失敗できない仕事」だった。

Windows Server 2025 と AD の構造改革

そんな Active Directory に Windows Server 2025 で大きな変化が入ったという。

・新しい ログデータベースの導入
・AD スキーマの拡張
・長年の課題だった 8KB ページ制約の撤廃(32KB化)

この変更は、「AD 史上最大の構造改革」と表現されることもある。

中小規模ドメインの現場感覚として

ただ、長年、中小規模のドメインを扱ってきた立場からすると、
この 32KB化の恩恵を強く実感できる場面は多くないというのが正直な感想だ。

属性が極端に肥大化するケースは稀で設計と運用で従来の制約は回避できていた。現場で最も重視されるのは「新機能」より「安定性」だと思う。

大規模環境やクラウド連携、膨大な ID情報を扱う世界では意味のある進化だとしても、中小規模のドメインでは「静かな進化」に留まるように感じている。

ディレクトリサービスは、今も基盤技術であり続ける

NetWare 4.11 の NDS から始まり Active Directory そして Windows Server 2025 へ。
ディレクトリサービスは形を変えながらも、認証と管理の中核技術 として生き続けている。
多くの移行案件と、胃が痛くなるような夜を経験してきたが、それだけ 現場に深く根付いた技術だったとも言える。

これから AD がどこへ向かうのか。クラウド時代における役割の変化も含めて、静かに見守っていきたい。