WSJT-X でプログラマブルテンキーを利用する

プログラマブルテンキー

マルチディスプレー環境下において WSJT-X を操作中に、マウスポインターを見失ってしまい、クリックのタイミングを見逃すケースも少なくない。

CQ 誌 2024年 7月号の付録冊子の記事(著者: JI1PVV 氏)の中に市販のプログラマブルテンキーを使って、よく使う WSJT-X のボタンをショートカットとして各キーに割り当てる紹介があった。

早速、プログラマブルテンキーを入手した。購入したタイプは USB HUB 機能がないため、比較的安価だ。
メーカーダウンロードサイトから Excel 用のラベル用テンプレートをダウンロードした。実際のラベルサイズになっているので編集後プリントすればよい。
ただ Excel では、細かな段落調整が難しいので Excel で編集後に Word に張り付けて、行間隔の微調整を行なった後に印刷した。

メーカー: サンワサプライ
製品名: プログラマブルテンキー
品番: 400-NT008
購入先: サンワダイレクト(Yahooショッピング経由)
価格: 4,980円(送料込み)※ 7/1までのセール価格
備考: USB HUB 機能なし

久々の中東エリア・・・カタール

A71UN/P

カタール A71UN/P との QSO が成立した。・・・私のマンションの立地からみて、中東方面との通信はハードルが高い。
元々、中東エリアのアマチュア局数はそれほど多くなく、パイルアップになってしまうと、なかなか拾ってもらえない。コンディションとタイミングが重要だ。

A71UN/P は大規模な移動クラブ局のようだ。恐るべしオイルマネー
関連:A71UN

WSJT-X v2.6.1 変調できず

PC(DELL Vostro 3020)にリプレース後 WSJT への Line 入力レベルが ” 0 ” になってしまう事象が発生したのが 3カ月前だった。
その後順調に稼働していたが・・・

突然・・・
WSJT-X で送信操作をしても変調されない(キャリアが送出されない)トラブルに見舞われた。
PC のサウンド設定を見ても問題はない。無線機と接続する USB ポートを変更しても改善されない。
これまで使用していた PC に変更してテストするとキャリアは正常に送出されるので無線機の障害ではない。

次のステップ

・USB ドライバ アンインストール / 再インストール  > NG
・WSJT-X アンインストール / 再インストール > NG

原因は不明だ・・・格闘すること1日半、結局 OS からの再セットアップすることで解決した。
障害発生直前 PC にイヤホンを接続したことが障害の引き金になったか・・・

※今回の OS 再のインストール、最新 Windows Update と DELLソフトウェアアップデートにより ” Waves Audio Services ” 問題は解決したようだ。
このサービスが起動中でも障害が出ないことを確認した。

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑

Waves MaxxAudio Pro(DELLに付属 )のアップデートにより問題が解消されていることを確認。アップデートバージョン:.5.0.59.0
2024/5/13

※ OS の再セットアップとアプリケーションの再インストール・設定作業は多くの時間を費やす。
これを機に Windows システムツールの” バックアップと復元 ” を利用することにした。
” バックアップと復元 ” は HDD のディスクイメージを作成しておき、PC障害時にイメージごとリカバリする方法だ。復旧にかかる時間の削減が期待できる。

Windows 11へ移行・・・障害発生 WSJT-X v2.6.1 データ受信できず

W11_Waves

新しい PC (DELL Vostro 3020)にリプレース後 WSJT への Line 入力レベルが ” 0 ” になってしまう事象が発生した。

移行先 PC の OS は ” Windows 11 22H2 ”
前 OS(Windows 10) と比較するとサウンドプロパティは若干変更になっているが、旧コントロールパネルは残っているので、移行元 PC の設定を参考に再設定した。もちろん、拡張設定(低音ブースト・仮想サラウンド・室内音響補正・ラウドネスイコライゼーション)や立体音響は無効化しているし、ソフトウエアから無線機の制御は問題なくできている。

・・・WSJT への Line 入力レベル(受信レベル)があまり変化しない。サウンドプロパティでマイク音量調整を行うが最大音量でも安定しない。
加えて、ワイドグラフを見ると、時々大きなノイズが入る・・・困った。
Google で検索するが、事象がヒットしない・・・
海外のサイトを検索してみると

” Is this a Dell PC? There’s an issue with “WAV audio services” on new Dell W11 machines and WSJT-X. “

Dell Windows 11 PC の WSJT-X ” WAV Audio Services” に問題があるという。
解決策は ” Waves Audio Services ” の停止と無効化だそうだ。
このサービスを停止しても、他に影響がなさそうなので設定変更を行ってみた・・・
いとも簡単に障害復旧した。
バンド状況欄には流れるようにデコードされた通信記録が表示されるようになった。

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

最新のWindows Updateを適用したら障害が復旧した。( ” Waves Audio Services ” の停止と無効化は不要) 2024/4/9

↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑

Waves MaxxAudio Pro(DELLに付属 )のアップデートにより問題が解消されていることを確認。アップデートバージョン:.5.0.59.0
2024/5/13

1年越しのアンゴラ D2UY

アンゴラ

D2UY は、非常にアクティブなアンゴラ(南アフリカ)の長期滞在局だ。
しかし・・・ほとんどの場合、ご本尊が見えないので、呼び出しに参加することさえできない。

今日は、ご本尊がはっきりと見えている。コンデション良好だ。( -12dB で入感)
ダメ元でコールしてみるとワンコールで応答( -16dB )あり。再送もなく簡単に QSO できてしまった。
数少ないチャンスをものにできたことに感動だ。

秋のDX シーズン 好調なアメリカ東海岸

アメリカ東海岸

直近 3日間は早朝のハイバンドが活況
まさに秋の DX シーズン到来だ。
特に10m は北米がよく聞こえている。
FT8 より高 S/N比が必要な FT4 だがノイズや混信が少ないせいか、比較的簡単に拾ってもらっていることが多い。加えて通信時間の短くすむのもありがたい。
今日は北米東海岸がよく入っていて、新しく 4州(VA/NJ/MD/DE)の QSO が成立した。
通常、北米東海岸は日本からか QSO しにくい地域なので、いかにコンディションの状態が良いかうかがえる。

初スコットランド

初スコットランド

スコットランドと 17m(FT8) で交信に成功したが、 ” 73 ” レポートは確認できてない。
交信確認をするため、相手局に e メールで WSJT ログを添付して連絡をとった。
すぐに返信があり ” 73 ” の確認は取れていないが、こちらからのログと相手局のスクリーンショットがあるので、交信証の発行は可能とのこと。
初めて目にする自局スクリーンショット・・・感激だ。
※28日(月) Mr. Steve から QSL カードが届いた。

3B8CW Mauritius Island

3B8CW

ここ最近は 20m から 10m バンドは若干夏枯れ状態が続いている・・・
2月頃のにぎやかさが嘘のようだ。
D2UY(Angola) が聞こえてくることがあるが +3dB の入感ですら、こちらへのレスポンスは無い・・・
そんな中 12m で3B8CW(Mauritius Island) が入感( -16 dB)していた。
ダメ元で何回がコールすると応答( -19 dB)あり。いとも簡単に QSO できた。(できてしまった・・・が正解)デジタル(FT8)ではガボンに続き 2番目のアフリカだ。
モーリシャスはインド洋のマダガスカル島の東側に位置する島

奇跡は突然やってくる・・・TR8CA

TR8CA

HF ハイバンド帯のコンデションに依存すが 16時頃からヨーロッパ方面やアフリカの一部が入感し始める・・・信号強度が -15dB に満たない局への呼び出しの際、ヨーロッパ特有の混信の影響も相まって、流石の FT8 といえども、こちらの信号がデコードできないことが多い・・・(こちらの空中線やロケーションが大きく影響している自覚はある)

18MHz で見慣れないプリフィックスを発見・・・
” TR8CA ” が CQ を送出している。
QRZ.COM で調べてみると中央アフリカ ガボン共和国の無線局のようだ。(アフリカ大陸は JQ2 局時代に 8エンティティをコンファーム)
大したパイルになっていないのでダメ元でコールしてみる・・・
10コールしても応答が無い・・・
もちろん想定内だ。
今日もこれで店じまいと思いつつも・・・
画面を眺めていると ” TR8CA 18095 F/H ” とアナウンス・・・
もしや・・・と思い、周波数を ” 18.095 ” 通信モードを “ハウンド ” に変更して再コールする。
奇跡だ!! 3回目のコールで、まさかの応答 ” RR73 ” を受信した。
FT8 モード初のアフリカ大陸。加えてニューエンティティだ。想定外が起きるから無線は面白い。