Server と Network 現役を引退した PCサーバー と UPS

Server & Network

1995年頃から 2005年頃までは、家中に PC や Server が氾濫していた。
12台くらいあったと思う。
OS マルチブート化だけでは事足らず PC を複数台使って検証することが多くなり PC はいつの間にか増殖していった。
現在では PC のコストパフォーマンスの向上や OS の多機能化、仮想アプリケーション機能強化により、仮想環境が簡単かつ安価に構築できる。
1台の PC で様々なトレーニングや検証が可能な時代になった。

2001年には自ドメインを取得し PC サーバーを自宅に設置した 。
現在はプロバイダーを変更したことにより、コスト的にグローバル固定 IP アドレスの取得が難しくなったことと、メンテナンス性、経済性、セキュリティを考慮して運用を停止した。
また、他の PC についても、会社で十分検証できる環境が整ったため、順次廃棄処分した。
結局 PC は家族供用の 1台となってしまった。写真の機器、一番下が通称 UPS と呼ばれている無停電電源装置だ。
鉛蓄電池を搭載しているので重量は 30Kg 近くある。この UPS は電池の充電能力が著しく低下しており、日中、夜中かまわずアラートが鳴り響くので使用していない。
中段は Compaq C1200R
もともと Web キャッシュ・ロードバランスアプライアンスサーバー(定価165万円)を秋葉原で新品を 2台購入した。ジャンク扱いで購入価格は数万円だった。
Web キャッシュ・ロードバランサーとしては使用せず Linux をインストールして Mail/Web/DNS/Proxy Server として運用していた。 上段(Dell PowerEdge750)は Exchange Server 2003  家族のスケジュール管理を目的に構築したが、使用したのは、結局、私だけだった。
現在 3台共にサーバー(Rig)ラックの ” 重し ” として重要な役割を果たしている。

ところで、薄型ラックマウント型のサーバーを自宅で運用するためのお決まりごとがある。それは ” 騒音対策 ” である。
元々、ラックマウント型サーバーは、データセンタやサーバールームでの運用を前提に設計されている。” 騒音 ” に対しては配慮されていない。(特に米系のメーカーはまったく配慮されていない。)
マシンを冷やすクーリングファンは、サーバーの ” 高さ ” (実装する機器の高さは U (ユニット)と言う単位で規定される。 1U = 1.75インチ [44.45mm] である※)が薄くなればなるほど FAN の物理的大きさを小さくしなければならない。小さくなれば、必要な空気流入量を確保するため FAN の回転数を上げなければならないというのが理由。したがって、静音 FAN への交換や、その他、静音対策を行わないと、自宅では、とてもうるさくて使用できない。
たぶん、夜も眠れない・・・。
※Dell PowerEdge750は1U,Compaq C1200RとUPSは3U

突然ですが ” NetWare ” ってご存知ですか?

NetWare

Novell社が開発したサーバ/クライアント型のネットワークシステム(ネットワーク OS)
サーバ側は NetWareOS を使用し、クライアント側(MS-DOS、OS/2、Windows)にはクライアントモジュールをインストールして運用する。
当初、ネットワーク層のプロトコルはゼロックスで開発された XNS(Xerox Network System) を元に改良された IPX/SPX を用いていた。
その後 TCP/IP にも対応することになる
DOS が全盛期の時代にルーティング機能を備えるプロトコルを実装しており、ネットワーク OS として確固たる地位を築いたが Windows NT さらに Windows 2000 の台頭によりシェアは著しく縮小した。
1993年に発表された NetWare4.1 は NetWare Directory Service(NDS) と呼ばれる ” Directory Service ” をサポートしていた。
現在デファクトスタンダードの Directory Service といえば、マイクロソフト社の ” Active Directory(以下AD) ” だが、最初にADがサポートされたマイクロソフト社の OS は Windows 2000 Server “(2000年発売)マイクロソフト社は Novell社から遅れること 7年 Directory Service 製品を市場に出荷した。

ゼロックス ってコピーの会社ですよね?

ALTO

現在のコンピュータ・ネットワーク社会を支える基礎技術で、ゼロックスが大きく貢献してきたことはご存知ですか?

1970年の初め、ゼロックスパロアルト研究所(通称 PARC)は、マウスやGUI、WYSIWYG、ネットワーク技術など、現在のコンピュータの基礎技術を開発した。
コンピュータの米国三大研究所( AT&Tベル研究所 IBMトーマス・J・ワトソン研究所  ゼロックスパロアルト研究所)と呼ばれているうちのひとつが PARC
潤沢な資金を使って、未来のオフィスで使用されるであろう最先端の研究開発を行っていた。
この技術を使い世界初といわれているパーソナルコンピュータ Alto (軽自動車ではない)を開発した。
Alto は商品化されなかったが多くの研究機関に配布された。Alto はすでに Local Area Network (LAN)機能を保有していた。しかし PARC は ” 研究開発は超一流でも商売は二流 ” と揶揄され、ビジネス戦略を誤ったととも言われている。
アップルの創立者の一人、スティーブ・ジョブズ氏やマイクロソフトのビル・ゲイツ氏も PARC を訪れている。スティーブ・ジョブズは、Altoを見て驚愕したという。のちに PARC の研究者を引き抜き LISA を開発した。
彼は、このころから先見の目があったようだ。もし、この PARC の存在がなかったら Macintosh や iPod iPad さらに iPhone は、世の中に出なかったかもしれない。ビル・ゲイツ氏も PARC の保有している技術の高さを認め、同時に将来訪れるコンピュータ・ネットワーク社会を予感していたに違いない。
PARC で世界初のプリンターのページ記述言語 ” インタプレス ” を開発したジョン・ワーノック氏は、のちに Adobe システムズを創設する。
また、イーサネットを開発したロバート・メトカーフは PARC を離れ、ネットワーク機器メーカーの 3Com を設立した。(一時期 3Com は NIC 市場で Intel に次ぐ第二位のシェアを誇ったこともある。 2010年4月 3Com はヒューレッド・パッカードに買収された。)
ゼロックスパロアルト研究所公式Web Site

 

現役を引退した L2スイッチと Sun Ultra5

Sun Ultra5

ファイアウォール( SUN Screen )として使用していた SUN Ultra5 Workstation( Solaris 8 )と L2 スイッチ Bay350T
こちらも現在は現役を退いている。
発売当時は 2台で 100万円以上していたと思う。(オークションで購入時は 1万円程度) Bay Networks社は Notel Networks社(エンタープライズ向けの通信機器メーカーとしてシスコシステムズに次ぐシェアを確保していた時期もある)に買収され、その後、アバイヤに買収された。また 2009年4月 SUN Microsystems社は Oracle社に買収された。(一時期 IBM が買収するとの報道もあった)この業界では M&A を繰り返していくことは決して珍しい事ではない。